「5S」とは「整理」「整頓」「清潔」「清掃」そして「躾(しつけ)」。この5つのキーワードのローマ頭文字をなぞらえて呼ばれている、職場環境の維持改善で用いられるスローガンです。
5Sの効果は職場環境の美化、従業員のモラル向上などがよくいわれていますが、5Sの徹底により見えなかったものが見えるようになり、「業務の効率化」「不具合流出の未然防止」「職場の安全性向上」という効果を得ることができます。
「当たり前」という部分は常に見落とされがちですが「当たり前ができていない」現状を見つめなおすことで、新たな企業の進化が見えてきます。
5Sの効果は職場環境の美化、従業員のモラル向上などがよくいわれていますが、5Sの徹底により見えなかったものが見えるようになり、「業務の効率化」「不具合流出の未然防止」「職場の安全性向上」という効果を得ることができます。
「当たり前」という部分は常に見落とされがちですが「当たり前ができていない」現状を見つめなおすことで、新たな企業の進化が見えてきます。
こんな症状に心当たりがあったら…
- (1)
- 「お客様が来社する、ISO鑑査がある、会社重役が来る、新卒者の会社訪問がある」こんなとき掃除をして準備しますが、終了すると2、3日でもとの状態にもどってしまう。
- (2)
- 社員に「使ったらもとに戻すように」口をすっぱくして言っているが、道具がいつも出しっぱなしである。
- (3)
- 人と目が合ったら「挨拶」をする習慣ができていない。
- (4)
- できない言い訳ばかりで5Sが進まない。
- (5)
- 会社の幹部の5Sができていない。
- (6)
- 工具、道具、書類などがどこに置いてあるのかわからないので探してしまう。
- (7)
- 机の上に書類が乱雑に置いてあり、見るに見かねて片付けようと「本人はわかっているから片付けるな」と言うが、どうみても本人も探しているようである。
- (8)
- 缶コーヒーの飲み残しが机の上にあり、こぼしたりして大騒ぎになる。
- (9)
- すべての書類を取っておいてあるので量が多く片付けるのが大変。
- (10)
- 棚などに部品名が書かれていないので、専門分野の人でなくてはわからない。
- (11)
- 道具、備品、用品を粗末にあつかう。
- (12)
- 書いている時間より探している時間の方が長い。
- (13)
- 仕事をしている時間より探している時間の方が長い。
- (14)
- 5Sの金銭的効果がわからない。
- (15)
- 5Sが継続できない、いろいろやったが何が悪いのか解からない。
- (16)
- とりあえずメーカーやクライアントの言われたとおりやってみたが前とあまり変わらない。
- (17)
- 5S手法は知っているがうまくいかない。
要るものと要らないものとを区分けし要らないものは捨てることです(職場には要るもの以外は一切置かない) |
要るものを使いやすいように置き、必要なときすぐ取り出せる状態にしておくことです。 |
いつでもきれいで衛生的な状態を維持することです。 |
汚れているところをきれいにすることです。 |
決められたことが決められたとおり、正しく実行できるように習慣づけることです。 |